2009年11月27日
アルミパネル・高張力鋼板
近年、車はCO2削減、燃費向上のため、車体を軽量化するようになってきています。
そこで、主に外板に使われ始めているのが、アルミ合金や高張力鋼板です。
アルミ合金や高張力鋼板は、従来の方法では修理ができなかったり強度が低下してしまいます。
ここではその特性と修理方法を、簡単に説明したいと思います。

アルミ合金
混ぜられている元素の種類によって違いますが、加熱できる温度が200℃から250℃が限界ですので、アセチレンガスによる加熱や、金属のワッシャーを溶接して引き出すという方法は取れません。
作業方法としては大体3通りあります。
ー分で元に戻させる。
 ちょっと変な感じですが、アルミ合金は適度な温度で絞り
 込んでやると、自分でポコンと元に戻ってくれます、大きい
 折れがなければこの方法が1番いいと思います。
▲瓮襯肇椒鵐
 熱で溶けるボンドで、引き出し用のフックを接着して引き出
 す方法です。塗装を剥がずにできるという利点がありま
 す。比較的軽微な損傷に向いています。
スタッド
 アルミのボルトを、専用の溶接機で溶接して引き出す方法
 です。大きな損傷にも対応できます。,箸諒四僂馬弔鰺
 えることができます。

上記の作業後、ハンマーでならしたりしますが、アルミは他の金属と接触すると錆びるので、専用のハンマーと当て金が必要になります。


高張力鋼板
さまざまな方法で鋼板の強度を上げたものです。強度が上がった分薄くすることができるので、軽量化には一番適した鋼板で、各メーカーが採用しています。
700℃から800℃以上に加熱すると内部の組織が元に戻って強度が極端に低下しますので、アルミと同じようにアセチレンガスによる加熱や、従来の溶接機での金属ワッシャーを溶接して引き出すという方法は取れません。
専用のスタッド溶接機でのワッシャー溶接は可能ですので、必ず高張力鋼板対応の溶接機を使わなければいけません。専用の溶接機を使っても非常に歪みやすく、強度が低下しやすいので低温焼入れ(100℃前後)を併用しながら作業をします。

アルミパネル・高張力鋼板対応スタッド溶接機DSC_0004_5.jpg