2009年03月09日
EZシムとEZカムでの調整
ニッサンティーダC11です。
ローダウンをしたので、測定をして、狂っていたら調整までしてほしいとのことです。
測定をする前に試運転をしてみると、アクセルを強く踏むと車体がかなりの勢いで左に流れてしまいます。タイヤが原因で流れてるような感じですが、まずは測定をしてみました。

表をクリックしてくださいね。2009030915262216888.jpg









かなりばらばらな数値です。
フロントのキャンバーは範囲内に入っていますが、左右差が35分もあるのでフロントのキャンバーとトー、左リヤのキャンバーとトーを調整することにしました。
リヤから調整をします。
リヤには調整機構がありませんのでEZシムを使います。2009030915445817389.jpg









チャート表でキャンバーとトーの動かしたい数値に近い調整量を選びます。
キャンバー/トーそれぞれの調整量が交差する番号にEZシムの二つの番号をあわせます。
今回はキャンバーをネガティブ側に7分、トーをアウト側に11分動かすことにしましたので、EZシムの外側を23、内側を5にあわせます。

表をクリックしてくださいね。

             2009030915562317690.jpg
























DSC_0005_1.jpg












スピンドルとブレーキのバックプレートを取り外し、EZシムをホーシングとスピンドルの間に取り付けます。DSC_0004_2.jpg













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次はフロントの調整です。
フロントのキャンバーにも調整機構がありませんので、EZカムを使います。DSC_0001_2.jpg













ストラットの取付ボルトの上側を外しEZカムと交換します。DSC_0003_1.jpg













変心カム付のボルトになっていますので、ボルトをまわしてキャンバーの調整ができます。

表をクリックしてくださいね。
2009030916482718676.jpg









キャンバー調整後、キャスターが若干基準範囲を外れましたが、左右差が2分と少ないのでキャンバーを優先させました。
右リヤのキャンバーが20分に変化しましたが、ジャッキアップ等の影響だと思われますのでしばらく走行すれば調整前の15分に戻ると思います。
調整後の試運転ではアクセルを強く踏んでも左に流れることもなく、ハンドルから手を離しても真っ直ぐ走ってくれるようになりました。